【後手矢倉 65桂速攻研究】矢倉が苦手な居飛車党が編み出した速攻
居飛車四大戦法と言えば、相掛かり、角換わり、横歩取り、矢倉。の四つだと思いますが、居飛車党の全員がこれを指せるわけではありません。
先手なら26歩と指せば角換わりか相掛かり、76歩と指せば矢倉か横歩取りなど、一つの戦法に誘導は出来なくても、一つの戦法を回避することは意外と容易です。
そんなわけで私は居飛車党を志した時から高校までは四間党でした。懐かしい……)矢倉と言うものを一切勉強してこなかったのです。
もちろん、試したことは何度もあります。当時といえば、羽生、森内が名人を争っていた時代。飛車先不突きの37桂46銀型が一斉を風靡していたころです。
今のような後手の急戦策は下火で、がぷり四つと組んだ後に仕掛けることが主流であった矢倉。それはまさに戦国時代の戦を想像させ、見ているだけでもワクワクしました。
まあ、私は棒銀にボコボコにされてもう、二度とやるかこんなクソ戦法とそれきりだったわけですが……
しかし!
角換わり45桂馬速攻の研究をしていた私はあるとき、ふと思います。
「これもしかしたら矢倉にも流用できるんじゃないか」と。
先手が自然に矢倉と目指した状態で37桂馬と準備をした局面をソフトにかけてみます。すると……
微妙に後手に振れています!しかも65桂と跳ねる手を示している!
かくしてそこから私の65桂速攻研究は始まりました。
駒組のほんの十数手後から始まるので想定局面になることは多いです。私と同じような楽して勝ちたい、研究で勝ちたい人はおすすめかもしれません。そして私より深く研究してすげー手順を教えて下さい。お願いします(丸投げ)